CM等で大々的に広告されているため知名度抜群のタマホーム。
安く建てれるイメージのため、家を建てる際には気になる存在だと思います。
実際2017年に家を建てた際に、私が気を付けてほしいと思ったことを上げていきます。
相見積もりをする
まずは、タマホームの相場を知りましょう。
また、相見積もりをしている旨は営業に伝えましょう。
そうすると、営業も他社には負けたくないため値引きやサービス品等を頑張ってくれます。また、注意点としては同価格帯のハウスメーカーで行うことです。
例としては、レオハウス、アイフルホーム、秀光ビルド、アエラホームあたりが相見積もりの相手に適していると思います。
そして、見積もりを比べることによって予算調整のために削っている項目が判明したりします。
我が家は地盤改良の費用をタマホームに省かれていました・・・
実際にタマホームで建てなくても実りがある行為です。
断るときはメールでOKです。今まで頑張っていただいた分の感謝は示すようにしましょう。電話だと食い下がる営業もいますが、メールだとあっさりしてるもんです。
予算は少なめに伝える
ただ少なめに伝えるだけでは意味がありません。
土地が2000万円くらいする地域で、予算総額3000万円と言ってもお断りされるだけです。
最初は当て馬候補のハウスメーカーでオプションを最低限含んだ状態で見積もりを出してもらいます。
そこで感覚をつかんで、本命には希望のオプションをしっかり盛り込んだ上で当て馬メーカーが出した見積もり金額を伝えて頑張ってもらいましょう。
そうすると、的外れな金額にはならずに営業が頑張ってくれます。
家づくりには、最初想像もしていなかった事でお金が必要になることがあります。打ち合わせを進めるとオプションも追加したくなるでしょうし、外構を素敵にしたいと思えばハウスメーカーが入れてる予算では絶対足りません。
我が家の最初の見積もりに入っていた外構費用は100万円でしたが、実際220万円かかりました。
「これ以上費用が掛からないように見積もりを出してください。」と言って見積もりを出してもらったのですが、ハウスメーカーは紹介工事の部分は、自分達に直接的な関係にはないため安めの金額を入れてるもんです。
わからないことは素直に聞こう
家を建てる人のほとんどは初心者です。
知識がないのは当然ですので、わからないことは素直に聞きましょう。知ったかぶりしても得することなんてありません。
また、聞くだけではなく営業や工務が言ったことにたいして疑問が残った場合はググって自分で調べるようにしましょう。
家づくりは普段使わない知識のオンパレードです。自分が知らないように相手も知らないことが十分考えられます。
相手に素直に聞く、自分でも調べる。
この2点は習慣にするようにしましょう。
営業と工務に期待しすぎない
客側は人生トップクラスの高額な買い物ですので、それに見合ったサービス(接客態度を含める)を要求したくなります。
しかし、タマホームのようなローコストメーカーは薄利多売なので、沢山売って利益を出さなければなりません。
営業にとっては多数いる客のうちの1人で、工務に至っては同時に10件以上の案件を抱えているうちの1件です。
この仕組み上、契約を取るまでは必死ですが、それ以降は手を抜かれる可能性が非常に高いです。
もちろん、最初から最後まで良い営業や工務もみえるでしょうが、それは少数派です。
期待しすぎると、裏切られた感が強いです。最初から期待せずに、そんなもんだと思っておくと気が楽です。
お金のことは必ず確認する
タマホームは、最初の工事請負契約後からオプション追加や残土処理代、追加電気工事代等の様々なお金がかかってきます。
都度、料金を出してもらい資金計画書に落とし込んで総額を把握するようにしましょう。
これをやっておかないと、抜けていた金額を後から請求されて、お金が足りないなんてことがあり得ます。
やめたオプションの金額が、そのまま残っていて請求されるなんてこともあります。毎回、金額計算してれば防ぐことができます。
建築中も確認作業を怠らない
何度でも言いますがタマホームの工務は同時に10件以上の案件を抱えていることがザラです。
その状態で100%現場の管理監督することは、ほぼ不可能です。
欠陥住宅を避けるため、我が家は専門的な部分のチェックは第3者検査に任せました。
しかし、素人でも追加したオプションが反映されているか、コンセントやスイッチの位置は正しいか等はわかります。
また、建築中のチェックポイントをまとめたサイトなどもあります。
それらを参考にして、現場を必ずチェックしましょう。
費用はかかりますが第3者検査がおすすめです。施主に足りない専門知識をカバーしてもらえるからです。
不具合は見つかるのが早いほど傷は浅く済みます。取り返しのつかない不具合にならないよう建築中にしっかりチェックしましょう。
さいごに
タマホームを選ぶなら、結局タマホームに期待しすぎず、自分で出来る範囲の知識をつけて備えましょうというのが結論です。
これはローコストメーカーなら、正直どこでも似たようなものです。
自分を守れるのは自分という意識をしっかり持って行動しましょう。
ちなみに思ったほど安くないというネットでの意見もありますが、よほどオプションだらけにしない限り一条工務店、積水ハウスや住友林業といった大手ハウスメーカーに比べると半額から30%程度は安く済みます。
そして、住宅設備や使用している部材等は決して粗悪なものではありません。
大手の価格を聞いて諦めた方には悪くない選択肢です。