ハウスメーカー選びについて

私は土地の目処がついてから、ハウスメーカーを選びました。土地の契約までに住宅ローンの事前審査を受けて資金が調達できる見込みをたてるとともに、自分達が希望するサイズの家が予算内で建てれるか確認もして、土地の決済までに住宅ローンの本審査をして、融資に間に合わせなければいけません。

住宅ローンの本審査にはハウスメーカー側の、間取りや資金計画を確定させた書類を提出しなければいけないため、なかなか余裕はありませんでした。

土地の候補地が見つかった時点から、ハウスメーカー選びはスタートしました。

我が家の予算と間取りの希望

我が家は、私が年収480万で妻が育休中、復職したら短時間勤務にするため320万円ほどで、世帯年収約800万円です。結婚してから貯めてたお金が700万円ほどありましたが、育休手当金はあるが、あと半年ほどで終了し、私の収入だけで毎月赤字で貯金を切り崩して生活するのが予測できる状態でした。子育てにも目処がたちはじめてきたため、翌年には復帰予定でした。

土地に約2100万円ほどかかったため、家と外構、家電・家具、諸費用含めて2100万円から2400万円が限界だと夫婦で確認しました。

我が家の予算はできれば4200万円、

限界4500万円に決定。

土地は約52坪の角地で、正方形とはいいませんが比較的綺麗な四角形でした。駐車場を2台分確保するにしても、間取りは融通が利きそうです。

間取りは家族構成と妻の希望と私の希望からハウスメーカーに行く前に構成だけを決めました。

妻の希望

・パントリーは小さくてもいいので欲しい

・シューズクローゼットは必須

・リビング20畳、最低18畳

・子供が小さいうちは1階で一緒に寝たいため、和室6畳

・2階に子供部屋を2つ寝室1つ

・寝室にウォークインクローゼットが欲しい

私の希望は妻の希望にプラスして、トイレが2つと二階にも洗面台をつけたいというものでした。

建売住宅や間取りの例などを参考にして希望を固めましたが、延べ床35〜40坪近くになることが想定されました。

そのサイズを希望の予算で建てようとしたら大手のハウスメーカーは除外されました。坪単価80万円で建てれても家を建てるだけで予算オーバーになってしまいます。

と、いうわけで選択肢はローコストメーカーか比較的お手頃な工務店のいずれかになりました。

ネットで調べて、話を聞きに行ったのが秀光ビルド、アイフルホーム、タマホーム、工務店、工務店1.2の5店舗てす。全店舗予算は4200万円といってスタートしました。

皆さん店舗数は少なくてもいいので相見積もりは絶対しましょう。そして、それは同価格帯のお店でしてください。ミサワホームとタマホームを比較しても鼻で笑われるだけです。値引きは無理でもオプションサービスは引っ張れるし、ある店では地盤改良費が見積もりに入っているのに、ある店では入っていない、なんて事もありました。条件を揃えることにより見積もりの精度が増します。

アイフルホーム

正直、あんまり記憶にありません。リクシル系列のフランチャイズ店舗です。実態は地場の工務店がリクシルにフランチャイズ料を支払い、看板を使い、資材を購入して建てています。出来栄えは、その工務店次第です。

基本リクシルが作っているものは、リクシルしか選べません。グレードを選ぶだけです。

ここは営業さんが合わなかった。こちらの要望を聞いてるようで聞いてない、営業さんの意向を色濃く反映した見積もり内容の提示や間取りの提示でした。間取りは延べ床37坪で施行40坪で見積もり総額4200万円ギリギリ下回るくらい。予算内ですが、外構工事代が100万円になっていて、絶対足りない。また、オプションも、あまり入っていない状態です。最終4500万円以内にはなりそうだが、この営業さんとの打ち合わせはきついなと思いました。2回目の打ち合わせ時に「この見積もりにどれくらいサービス品か値引きが入りますか?」ときいたら、「うちは決めてもらえないと、そういうのは言えないんですよ。」言われた瞬間に私の中で終了。妻にも確認したうえでタマホームとの比較を持ち出して、お断りしました。

秀光ビルド

文春砲を受けた後に行ったため、お客さんは少なかったです。

私は文春砲の内容はローコストメーカーならば、正直どこでも可能性がある。大手でもありうる事だと思っていたので、あまり気にせずに行きました。

現在とは、またスペックが変わっているため感想のみ記載しますが、よかったです。水回り、屋根、建具のそれぞれが値段の割にいいものが使われており、営業さんも話しやすい。最終候補まで残りましたが、間取りの制約がきつかったことと、耐震等級が低かったことで脱落しました。耐震よりも制振によってる感じでしたが、我が家はわかりやすい耐震を優先しました。スペックどおりの家が建つのであれば、私は非常にいい選択肢だと思います。

タマホーム

ローコストメーカーの代表格だと思います。CMもバンバン流れていて、認知度は抜群に高いです。その分広告費をかけて客のお金が流れているので一概にいいとは言えません。

大手ハウスメーカーよりは間違いなく安いですが、思ったより高いという声も多いです。しかし、同じスペックのものを工務店で建てると、十中八九工務店の方が高くなるくらいにはコスパがいいです。ただ、規定から少しでもずれると総額は簡単に上がっていきます。私は予算的に大安心の家は無理だった為、木麗な家を選択。サービスを加味すれば、耐震等級3と長期優良住宅もとれるので、いい選択肢におもえます。見積もり内容の詳細は別記事で書きます。営業さんの手が空いていなかったため、支店長が対応してくれました。一言でいうとアクが強い感じの人でしたが、契約後はベテランの営業に代わりました。

工務店1.2

妻が自然素材の家を強く希望していたため、見に行きました。

工務店1は、すごく人気があり、すぐ契約しても着工に8ヶ月待ちで建築にも半年以上かかるところでした。

自前の職人しか使わないので、年間建築数には限界がありますが職人さんのレベルは非常に高い域で安定していそうでした。更に使っている部材も可能な限り自然素材でまとめられており、あまり興味がなかった私ですら非常に惹かれました。しかし見積もりを見た瞬間に撃沈しました。延べ床28坪でも、土地含めて最低4800万円、少し広くしたら簡単に5000万円を超えてきます。営業兼建築士さんは「世帯年収で見れば、全然問題ないですよ。」と言われましたが、返済するのは私たちです。

私としては現在の予算でも、正直ギリギリなのに、最初から軽く限界突破したため無理でした。しかし、妻が非常に気に入ったため喧嘩になり、口も聞いてくれなくなりました。

その後、代替案で出てきたのが工務店2です。工務店1より安いものの、使っているものはよさそうでした。しかし、水まわりに使っているものはイマイチでした。ただ自然素材を重視するなら、よい選択肢にみえます。見積もりをみると延べ床30坪で総額4400万円と絶妙なラインです。最終的には、お断りしましたが、ここでも自然素材推しの妻と喧嘩しました。実際に30坪程度の建売住宅を見て広さを実感してみると、田舎育ちで広い家が当然の妻には耐えられなかったようです。

因みに自然素材を重視した際のポイントは以下の通りです。

・柱が集成材でない国産素材なこと

・断熱材がセルロースファイバー

・内壁が漆喰

・床が無垢材

・屋根は瓦

・シロアリの防虫材も自然素材

改めて見直すと、そら高いわなと納得。アレルギーがある方や、こだわりがある方にはオススメです。

最後に

ローコストメーカーで建てると決めた時から、欠陥住宅が怖かったので第3者検査を入れることは決めていました。また別に投稿します。

我が家では、夫婦間で間取りの希望は似通っていたものの、自然素材か広さのどちらを優先するかで喧嘩になりました。最終的には広さを優先することと妻の希望を優先的に取り入れることを約束してタマホームに決定しました。

 

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