どうせ高い服を購入するなら、一生使える服を購入したいと思ったことはありませんか?
私はあります。
ファストファッションやセレオリばかり購入していた時は考えたこともありませんでしたが、高額な服を購入する事が増えてきた時に一生モノが欲しいと考えました。
しかし、ネットで調べて出てくる一生モノの服などは、ただの宣伝で幻想だということに気付きました。
その理由について述べていきたいと思います。
一生モノの服なんてない理由
私が考える大きな理由は3つです。
そもそも服が保たない
自然素材のウールやコットンを使用したものであれば、使用の仕方や保管方法、メンテナンスに気を使えば数十年単位で使用する事が出来ないことはないです。
しかし、ある程度の頻度で着用すればクリーニングや洗濯などのダメージが蓄積してきて寿命を迎えます。
リペアが出来ることもありますが、無理な場合もあります。
30年以上使用し続けようとするのは、一般家庭において現実的ではありません。
流行の変化について
アパレル業界も毎年服を売らなければ商売になりません。
そのため、毎年流行は大小の違いはあっても、必ず変わっていきます。
これはファッションの多様性が認められる現代においても変わりません。
むしろ、情報過多の時代ですので、昔より過敏になっている面があります。
定番に思える商品でも、マイナーチェンジを繰り返して変化しているものが多くあります。
自分自身の変化
歳をとれば若い頃と違って雰囲気も変わりますし、代謝が落ちて体型も変わってきます。
若い頃と歳を取ってから似合う服装は違います。
やはり、年相応な格好というものが存在するのです。
長く使える定番品とは?
上記のとおり、一生モノの服が存在しないことは述べました。
今度は長く使える定番品について述べます。
簡単にいえば、上述した反対のことを意識すればよいと思います。
素材が長持ちする自然素材で、流行に左右されにくいデザインのモノが長く着ることのできる定番品といえるのではないでしょうか。
例えば、バーバリーのコットン100%のトレンチコートやグローバーオールの100%ウールのダッフルコート、ルイスレザーのダブルライダースジャケット、コットン100%のマッキントッシュのステンカラーコートなどです。
これらは、使用時にも濡れや汚れに注意し、連日着用しないで負荷をかけないようにして、保管の際は風通しや日当たり、型くずれと虫喰いに注意し、オフシーズンや汚れが目立つ時には適切なクリーニングをしていれば20年以上保ちます。
実際、それくらい古い物が古着屋にも置いてたりします。
そして、デザインもマイナーチェンジを繰り返して変化しているとはいえ根本は変わらないものになります。
さいごに
服に強い愛着を持ち、普段の使用から管理、メンテナンスまで気遣える人は長持ちする定番品を意識するのもいいかもしれません。
しかし、気遣いができない私のようなズボラな人は無理に背伸びして長く使える服を購入する必要はありません。
購入時に気に入っても、10年後も同じ価値観であるとは限りません。
そもそも、体型が変わって着れるかもわかりません。
長く着ることを意識するより、今着たい服を着ることがオススメです。
以上、拙い文章で恐縮ですが参考になれば幸いです。