我が家は地盤改良がありませんでした。
しかし、非常に可能性が高い地域でしたので地盤改良を見込んで予算をたてていました。
そして、地盤改良の工法を調べるなかで皆さんにも知っていただきたいことがあったので、紹介していきたいと思います。
工法の種類を説明してからオススメする理由を説明します。
地盤改良工事とは
軟弱な地盤の土地でも、住宅が建てることができるように改良する工事の事をいいます。
現在家を建てるにあたって住宅瑕疵担保責任保険の加入が義務化されており、その保険に加入する際に地盤調査報告書またはそれに代わる書類の提出が必要です。地盤調査の結果、改良が必要とされている場合、原則地盤改良をすることとなります。
工法の種類
1.表層改良工法
セメントを使用して地表周辺を固める工法になります。地盤の軟弱な部分が2mまでの浅い場合に用いられます。表層部の軟弱地盤を掘削してセメント系固化剤を混ぜて土を十分に締めて強度を高くします。
ほかに紹介する工法より比較的安価で済む工法となります
2.柱状改良工法
安定した地盤までセメントミルクを流して土を柱状に固めて、その上に基礎を作る工法です。軟弱地盤が2~8mの場合に用いられる工法となります。
土地や建物の広さにもよりますが、100万円前後の費用負担が発生します。
3.鋼管杭工法
鋼管杭を専用重機を用いて高圧入力で無回転または緩回転で強固な地盤まで圧入して、その杭によって建物を安定させます。軟弱地盤が30mまでの地盤補強が可能です。
しかし一番高額な費用が掛かりますので、なるべく避けたい工法です。
4.HySPEED工法(砕石パイル工法)
砕石パイルをその地盤に合うように1本づつつくり上げて、砕石パイルとその周辺の地盤の支持力を複合させて、地盤の支持力を高める工法。
最大施工深さは6.5mまでになります。
柱状改良より少し高額になる程度。
初期費用は少し高額になるが、砕石パイルは天然石でできているため産業廃棄物として扱われず、土地の売却時に撤去する必要がない。
オススメの工法は
結論としてはHySPEED工法が一番オススメです。
なぜなら、1〜3の工法は土地売却時に数百万単位で価格の下落を招くからです。
その理由は、地盤改良工事で使用したセメントや鋼管杭が産業廃棄物になるため、売却時に相手に地中残置物として知らせなければなりません。
撤去する場合、地盤を強くするために工事しているため撤去するのは非常に手間がかかり、地盤改良工事以上の費用がかかります。
それにひきかえ、HySPEED工法は天然石を使用しているので産業廃棄物とならないため、その心配は不要です。
しかし、軟弱地盤の深さによって、選択不可能な場合があります。
また、比較的新しい工法であるためハウスメーカーや工務店が選択肢として出してこないこともあります。その場合は施主側から提案してみましょう。案外対応してもらえることも、あるようです。
将来、自分や子どもが土地を売却する時に損をしない選択をしましょう。