先日のこちらの記事で10年単位の支出を考えた時の絶望感を書きました。
我が家の場合、車2台分と家関係の支出だけで毎月7.3万円を積立てなければ対応できません。
ライフプランを考えると、更に教育資金と老後資金を加えて積み立てていかなければなりません。
前回はサラッと流しましたが、今回は少し掘り下げてみます。
今回は更に絶望感が増す記事を書いていきます。
あくまで我が家の例です。
ご家庭によって事情は変わってきますが、参考になれば幸いです。
貯めなければいけない支出について
教育費と老後資金は、それぞれ正解はありませんが最低限貯めておいた方がいい金額というものがあります。
ただ、これも諸説あるため、我が家貯める目標とする額を書いていきます。
前提条件
・持ち家(住宅ローン約4,000万円)
・夫婦と子ども2人の4人家族
・車2台所有
教育費
我が家は子どもが年子で2人います。
私が住んでる地域は高校まで公立が一般的ですので、高校までは家計で支出すると想定します。
ですので、事前に貯めなければならないのは大学費用となります。
ちなみに学費だけを大まかにみると、私立理系で約550万、文系で約400万ほどで、国公立だと約250万です。
ただ、年々学費が上がっているので我が子達が進学する時は、更に高くなっているかもしれません。
下宿なんかしたら最悪ですね。
最低でも、1年あたり120万は追加でかかるでしょう。
で、我が家が用意しようと考えている金額は15歳時点で300万です。
高校に入ると、学費や塾代などで生活費が上がるために15歳までには貯めておきたいです。
2人分で600万ですね。
自宅通いの国公立なら何とかなる金額で、私立に行きたいなら足りない分は自分で奨学金借りてが頑張れ、と言うつもりです。
一応、近隣に選択肢となりうる大学は複数あるので、本人の努力次第だと思ってます。
余裕がある方ならば1人あたり500万くらいは用意してあげたいところですね。
老後資金
老後2,000万円問題が印象として残っています。
ぶっちゃけ、それでは足りないでしょうね。
どう考えても、年金の支給額は政府想定より下がってしまうでしょうし、支給年齢の繰上げも想定しなければいけません。
ただ、とてもじゃないけど70歳まで働ける気がしない…
諸々考えると65歳時点で3,000万円ほどは貯めておきたいです。
もちろん、住宅ローンは完済したうえでです。
実際、毎月積み立てていかなければならない金額は?
学費の600万円を15年で計算すると、一月あたり約33,000円です。
児童手当があるので、それを全額充てたうえで家計から3歳までは月当たり+3,000円、3歳からは+13,000円積み立てれば大丈夫です。
老後資金については、退職金が60歳時点で1,000万円ほど入るはずなのと、その時点で住宅ローンが800万円ほど残っているはずなので、残りが200万です。
本当はもう少し退職金があるはずなんですけど、最近減少傾向にあるため、厳しめにみて1,000万円にしてます
60歳を過ぎると再任用で給料がガタ落ちするはずなので、60歳までに貯め切っておきたいところです。
先程の200万と3,000万円の差額の2,800万円を60歳までの25年間で貯めると想定します。
すると、1ヶ月あたり9.3万円貯めないといけません。
子ども2人で車2台持ち、住宅ローン約4000万円ほど組んだ我が家の毎月積立てていかなければならない費用は…
前の記事であげた車関係と住宅関係費用7.3万+教育費1.3万+老後資金9.3万=17.9万円です。
これを毎月の生活費とは別に積立てていかなければ、人生のどこかで詰みます。
いや、これに住宅ローン足しただけで私の毎月の給料の手取り超えてしまいます。
マジで無理、現実逃避したい…
フルタイム労働の共働きでも、厳しいところです。
妻には負担をかけますが一緒に頑張ります。非力で申し訳ない。
積立てできない時はどうする?
さて、我が家の場合は生活費とは別に17.9万円貯めなければならないのですが、正直無理です。
では、どうすればいいのでしょうか?
現実的に出来ることは2つです。
1つめは支出を減らして、貯蓄余力を作る。
2つ目は貯める時期をズラす。
本当は、これに加えて収入を増やすことと資産運用で増やす事があるのですが、失敗すると人生自体詰んでしまいます。
まず、考えるのは前者の2つです。
1つ目は、言葉のままの意味なので説明を省略します。
具体的な方法は、今後ブログ内で書いていこうと思います。
2つ目の貯める時期をズラすというのは、必要な時期が早い物から優先的に貯めていくということです。
老後資金は子どもの学費が終わってから全力で貯めるなどですね。
ただ、晩婚化に伴って高齢出産が増えてきているので、実際に貯め時があるかは個々人で考える必要があります。
最後に
親の援助や遺産が予想できる人は、そこまで深く考えなくても何とかなるかもしれません。
そうでない場合は、なんともなりません。
マジで詰みますので備えましょう。
我が家は下手すりゃ親の介護費用が必要になるかもしれませんし、小一の壁で妻がフルタイムの仕事ができなくなるかもしれない恐怖があります。
お先真っ暗ですけど、今を楽しみながら将来に備えていきたいと思います。
以上、参考になれば幸いです。