お金の貯め方は別記事で触れましたが、それと同じくらい大切なことがお金の使い方です。
支出には大きく分けて3種類あります。
それは、消費・浪費・投資です。
それぞれについて説明したうえで、これを意識することがなぜ大切なのかについて書きたいと思います。
支出の種類について
消費
生活するうえで必要な支出です。
住居費、食費、光熱水費など生きる上で必要な支出になります。
支出を考える上で、一番基本となる部分になります。
浪費
基本的には無駄遣いです。
消費で事足りるのに、それ以上の支出をしてしまうのは原則浪費として考えましょう。
ショッピングで予定していなかったものを衝動買いしてしまったり、安いからと必要でもないものを買ってしまったりするのは、当然浪費です。
また、旅行や趣味等も浪費として考えましょう。
生きていくうえで、絶対必要なものではないからです。
投資
将来的に支出した金額以上のリターンが見込める支出です。
株や投資信託などの金融商品の購入はもちろんのことですが、自分のスキルや人脈を広げるための自己投資も含みます。
投資の基準が一番難しいです。自分は投資のつもりでも、人から見るとただの浪費で、実際に自分が思っていたほどリターンを得られないことがあります。
例として
・仕事での活用のために英会話教室に通ったが思ったほどのレベルアップをできずに仕事の役に立たなかった。
・スキルアップのため自己啓発セミナーに参加したが、小難しい話で頭に入ってこず身につかなかった。
・人脈を広げるために飲み会に参加したが、結局仲間内で固まってしまい愚痴の言い合いに終始した。
・FXや仮想通貨などのハイリスクハイリターンな商品に手を出し支出した金額を大きく減らすか借金を背負ってしまった。
最初の二つは完全に浪費です。
最後のハイリスクハイリターン商品に関しても浪費になります。
基本的にハイリスクハイリターン商品は負ける可能性が非常に高いものになります。投資というのはリターンが見込める支出になりますので、リターンが見込みにくいものは投資ではありません。
支出に対する考え方
一番基本となるのは消費です。
ここを削って無理をしてしまう体調不良になり、余計な出費が必要となるかもしれません。
例えば、食費を削るためにインスタントラーメンばかりで体調不良になるであったり、電気代節約のためエアコンをつけずにいたら風邪をひいてしまい病院代がもったいないので放置していたら肺炎になった等です。
自分では節約したつもりが後になって節約した分以上の支出をするはめになります。
消費については削ってはいけません。
自分にとっての消費は何か考えましょう。
では、どこを削ればいいかというと浪費になります。
無駄遣いならば、やめればいいと思うのですが、それができないのが人間です。(たまに、常に理性的な行動をとれる人もいますが少数派だと思います)
購入時は必要だと思ったものでも、後から振り返れば浪費だったと思うことは多々あると思います。
浪費か判断に迷う場合はいったん時間を空けるか、購入時に貯金の状況など自分の家計状況を思い浮かべてみましょう。
衝動買いは禁物です。
基本的に浪費はなくすべきですが、自分を抑えすぎると心が疲れてしまいます。貯蓄とのバランスを考えたうえでですが、最低限の浪費は必要なものです。旅行や趣味なども年間の予算を意識しながら支出額を決めていけばいいと思います。
私の場合、定額制の小遣いのほぼ全額を趣味の服代につぎ込んでます。その代り、ギャンブル・タバコ・酒をほぼせずに個人的な浪費はそれだけにしています。
どこまでが消費で、どこからが浪費かを常に意識するようにしましょう。
意識して行動するだけで、少しは浪費を抑えれるものです。
浪費を抑えたら生活防衛のための貯金を作りながら投資に回しましょう
将来を見越したリターンが得られるように、投資をしましょう。
あくまで、浪費と投資とを間違えないように注意しながら行動しましょう。
ただし、株や投資信託等の金融資産への投資については、最初は少額で始めるようにしましょう。額を増やすのは慣れてきてからでも間に合います。
最初は、たいていの人が失敗します。
私も100万円ほど溶かしたことがあります・・・
知識と実践は別物です。感情が入ると理性的な行動は難しいことを身をもって経験しました。(経験したくなかったけど・・・)
自己投資についても同様で、最初は少額で済むことから始めましょう。
今は、情報社会でたいていの事はインターネットや本で調べることが可能です。それ以外の部分については、本当に自分に必要なのかよく考えましょう。それでも、必要だと思ったものに関しては実行すればよいでしょう。
例え、無駄になり浪費に終わってしまったとしても考えたうえでの行動は、何も考えずに飛びつくよりも失敗したこと自体が経験値として貯まるからです。
以上が私の支出に対する考え方です。参考になれば幸いです。